建築物の内装材として、壁面に貼られる布や紙、合成樹脂のシート。ここで記す。
デスクトップの背景として使用される画像。ここからさらに転じて、携帯電話では待ち受け画面(待受画面、あるいは待ち受け画像とも)のことを壁紙と呼ぶことがある。
ウェブページなどの背景に用いられる画像。
壁紙(かべがみ、wallpaper)とは、建築物において壁や天井の内装仕上材として用いられる布・紙やビニル(合成樹脂)でできたシート。おもに、下地の保護や装飾などを目的とし、内壁下地材の表面に接着剤を用いて貼り付ける。一般には「壁紙」と呼ばれるが、天井に貼ることも多いため、建築業界では「クロス」(cloth)と呼ぶことが多い。
壁紙が発祥した国は中国である。明 明代には家屋の内部の壁面に紙を貼る習慣があったとされる。その頃、中国を訪れた宣教師によってヨーロッパに伝わった。ヴィクトリア朝のころ、ウィリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ運動の中で、唐草文様などが印刷された壁紙が考案され世界中に広まった。壁紙は印刷で大量生産されることから、安価な室内装飾であることだけでなく、保温性などに優れていることが普及の理由である。
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