『ヤナギ』より : ヤナギ(柳)とはヤナギ科(Salicaceae)ヤナギ属(”Salix”)の木 樹木の総称。世界に約350種あり、主に北半球に分布する。湿った土壌に生える。葉は落葉性で、細長いものが多い。ただし、一般には柳と言えばシダレヤナギを指すことが多い。
木本であるが、高木になるものから低木のもの、ごく背が低く、這うようになるものまである。葉は互生、ごく普通の木の葉型をしている。冬芽が1枚のカバーのような鱗片に包まれ、これがすっぽりと取れたり、片方に割れ目を生じてはずれたりする特徴がある。これは、本来は二枚の鱗片であったものが融合したものと考えられる。
雌雄異株で、花は尾状花序、つまり、小さい花が集まった穂になり、枯れるときには花序全体がぽろりと落ちる。ただし、外見的には雄花の花序も雌花の花序もさほど変わらない。雄花は雄しべが数本、雌花は雌しべがあるだけで、花弁はない。代わりに小さい苞や腺体というものがあり、これらに綿毛を生じて、穂全体が綿毛に包まれたように見えるものが多い。
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